1973年
従来のミニコンピュータに比べて機能の大きさと優れた拡張性に特徴を持つデラックスコンピュータである。
プロセス制御、データ通信端末制御、リモート バッチ処理、工作機数値制御、科学技術計算、自動診断、教育システム(CAI)、自動放送システムなど広い分野への適用が可能である。
特長
16個のジェネラルレジスタがあり、それをアキュムレータとして、インデックスレジスタとして使用できる。
メモリを8〜64kBまで拡張でき、すべて直接アクセスできる。
81種類の豊富な命令が用意されている。
フローティング演算、メモリ、プロテクト高精度タイマなどの多数のオプション機能を備えている。
モジュール構造をとっているため拡張性融通性に富んでいる。システムのフィールドにおける追加、変更が容易であり、また他の装置への組み込みも簡単である。
リード オンリ メモリを使ったマイクロプログラム方式を採用、メモリの取替により新しい命令体系を作ることができる。またリード オンリ メモリを使ってプログラムを組むことにより処理速度が向上する。
基本ソフトウェアとして、アセンブラ、対話形フォートラン、ローダ、エディタ、算術演算パッケジ、テストプログラムなどが用意されている。
基本的な組合せの機種で、1セットは700万円。今秋から納入を始め、年間500台程度の生産を予定している。
TOSBAC-40より半年遅れて発売するが、価格は400万円前後となる見込み。
当初の年産は1,000台の予定である。
東芝レビュー 1973年10月号
表紙:TOSBAC-5600
東芝レビュー 19年月号
表紙:
東芝レビュー 19年月号
表紙:
東芝レビュー 19年月号
表紙: